Skip to content

環境構築

Java で画像処理を行うための開発環境を構築しましょう。 本資料ページでは、Java の統合開発環境に、Java 提供元である Oracle 公式の NetBeans を用います。 NetBeans は、優れた GUI デザイナを標準で搭載し、簡単にアプリケーションの UI を設計することができる特徴を持ちます。

1. JDK (Java SE Development Kit) のインストール

まずは、Java の開発を行うための開発キット、JDK をダウンロード & インストールします。 下記のリンクから、使用中の OS に合わせた LTS (Long-term Support) の JDK を入手しましょう。Windows の場合はタブを [Windows] に切り替え、[x64 Installer] または [x64 MSI Installer] をダウンロードしてインストールしてください。
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/

※ 2024/05/10 時点での LTS 最新版は 21.0.3

x64 Installer 版(jdk-21_windows-x64_bin.exe)を実行すると、次のような JDK セットアップウィザードが立ち上がるので、「次(N) >」ボタンを押します。

JDK1

インストールフォルダを聞かれますが、特にこだわりがなければそのまま「次(N) >」ボタンを押します。

JDK2

しばらくすると JDK のインストールが完了します。

JDK3

2. NetBeans のインストール

次に、下記リンクから Java の統合開発環境である NetBeans をダウンロード & インストールします。 [Download] → [Installers and Packages] から OS に合ったインストーラを入手しましょう。 https://netbeans.apache.org/front/main/download/

  • Windows であれば [Apache-NetBeans-21-bin-windows-x64.exe]
  • Mac であれば [Apache-NetBeans-21.pkg]

※ 2024/05/10 時点での最新版は 21

Windows の NetBeans インストーラを実行すると、次のようなセットアップウィザードが立ち上がり、インストールするランタイムの確認が行われます。

NetBeans Install 1

このままでも問題はありませんが、インストールサイズが気になるようであれば、[Customize...] から [Java EE] と [PHP] のチェックを外してください(本サイトおよび加納研究室では扱いません)。

NetBeans Install 2

「OK」ボタンを押すと、ライセンス契約の確認画面になります。
確認後、チェックボックスにチェックを入れて「Next >」ボタンを押します。

NetBeans Install 3

NetBeans のインストール先と、利用する JDK のパスが表示されます。
先ほどインストールされた JDK が正しく表示されていることを確認してください。
問題がなければ「Next >」ボタンを押します。

NetBeans Install 4

インストール確認画面です。
「Install」ボタンを押すと、NetBeans のインストールがはじまります。
「Check for updates」は、初回起動時に誤作動を起こす可能性があるので、チェックを外しておくことをおすすめします。

NetBeans Install 5

インストールが完了したら「Finish」ボタンを押して、ウィザードを閉じてください。

NetBeans Install 6

3. NetBeans の初期設定

デスクトップのアイコンやスタートメニューから NetBeans を立ち上げ、簡単に初期設定を行っておきましょう。

alt text

NetBeans が立ち上がると、以下のような画面になります。

alt text

日本語化

IDE 全体を日本語化したい場合、非公式となりますが、以下のリポジトリで配布されている nbm ファイルを利用することができます。

https://github.com/junichi11/netbeans-translations-ja

まずは Releases から [org-apache-netbeans-localise-ja-0.0.4.nbm] をダウンロードします。
※ 2024/05/10 時点での最新版は 0.0.4

NetBeans のメニューバーから、[Tools] [Plugins] と進みます。

alt text

タブを [Donloaded] に切り替え、[Add Plugins...] ボタンを押し、先ほどダウンロードした nbm ファイルを読み込ませます。チェックを入れて [Install] ボタンを押すと、インストールがはじまります。

alt text

NetBeans を再起動すると、画面全体が日本語化されているはずです。

alt text

フォントの変更

デフォルトのフォントは「Monospaced」となっていますが、あまり見やすくないため、まずはフォントを変更することを推奨します。

まずはメニューバーから [ツール] [オプション] と進み、「オプション」ウィンドウを出します。

alt text

[フォントと色] タブで、好みのフォントに変更をすることができます。

alt text

「フォントと色」タブが表示されない場合

NetBeans をインストールしたばかりでエディタの機能がアクティブになっていない場合、[フォントと色] タブが表示されないかもしれません。

その場合、一度 Java SE プロジェクトを新規作成するか、[ツール] [プラグイン] [インストール済] と進み、[Java SE] をアクティブ化してください。

プログラミング用のフォントはさまざま存在しますが、ここでは

の 2 つをおすすめしておきます。

併せて、出力ウィンドウやターミナルのフォントも変更しておくことを推奨します。「オプション」ウィンドウの [その他] [出力] / [ターミナル] からフォントを変更できます。

alt text