Git 入門
Git や Gitea、GitHub の使い方などのメモです。
Git とは
Git は、分散型バージョン管理システム(VCS: Version Control System)の一つで、ソースコードやプロジェクトの変更履歴を管理するためのツールです。
Git を使えば、複雑なプロジェクトでも効率的に変更管理・協働作業を行うことができるため、現代のソフトウェア開発で広く使われています。
Git のインストール
Windows OS でのインストール
- インストーラのダウンロード
まずは Git の公式サイト(https://git-scm.com/)にアクセスし、Windows 用のインストーラをダウンロードします。
(2024/09/14 時点での最新版:2.46.0) - インストーラの実行
ダウンロードしたインストーラ(Git-2.46.0-64-bit.exe 等)を実行し、インストールを開始します。基本的にはデフォルトの設定で問題ありませんが、「環境変数パスの調整」や「デフォルトエディタ」などにこだわりがある場合は、これらのオプションを検討します。 - Git のバージョン確認
インストールが完了したら、コマンドプロンプトや Git Bash を開き、以下のコマンドを入力してバージョンが表示されることを確認しておきます。
macOS でのインストール(Homebrew を使用)
- Homebrew がインストールされていない場合は、以下のコマンドをターミナルに入力してインストールします。
- Homebrew がインストールされたら、以下のコマンドで Git をインストールします。
- インストールが完了したら、以下のコマンドで Git のバージョンを確認します。
Linus でのインストール
Ubuntu/Debian の場合
以下のコマンドでパッケージリストの更新と Git のインストールをします。
CentOS/RHEL の場合
以下のコマンドで Git をインストールします。
リモートリポジトリのホスティング
Git をベースとしたリモートリポジトリのホスティングには、GitHub や GitLab、Gitea などが用いられます。
GitHub
GitHub は、Git リポジトリをホスティングするためのオンラインプラットフォームであり、広く利用されていますが、無料で使える範囲ではアップロードサイズなどに制限がかかります。
GitLab
GitLab は、GitHub と同様のクラウド型に加え、自分のサーバにインストールして利用できるセルフホスト型の運用も可能な、Git ベースのリモートリポジトリのホスティングサービス/プラットフォームです。GitHub よりも高度な機能やカスタマイズ、およびソフトウェア開発ライフサイクル全体のカバーが可能になりますが、サーバ負荷が大きく運用には難があります。
Gitea
Gitea は、GitHub や GitLab と同様の機能を持ちながら、特にシンプルさと軽さを重視して設計された、セルフホスト型の Git リポジトリ管理システムです。オープンソースであることに加え、非常に軽量・シンプルで扱いやすく、小規模・中規模のチーム開発に適しています。加納研究室では、この Gitea (https://gitea.kano-lab.com) をセルフホストしています。